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原始エリア
最大級の縄文土器(小諸市郷土跡出土)
小諸市郷土遺跡から出土した土器で、高さは何と約73センチメートル!当館所蔵の縄文土器の中で最大級の土器です。大量のドングリのアク抜きなどに使ったのでしょうか。最後はムラの広場に埋められており、乳幼児のお墓に使われた可能性があります。
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古代エリア
屋代木簡(布手)
奈良時代、信濃国の特産物であった布(麻布)は租税として都へ運ばれました。
屋代遺跡群出土の木簡の中には、「金刺部富止」などの個人名の後に「布手」という文字が書かれているものがあります。これは郡の工房で麻布生産に従事した布の織手(布を織る人)の呼称と考えられます。木簡(複製)から「布手」を探してみましょう。 -
中世エリア
木曽義仲と荘園
清和源氏の血を引く木曽義仲は、木曽で反平氏の兵を挙げ、信濃から平氏の拠点であった北陸を進みました。連勝を重ね、ついには平氏を京の都から追い出し「旭将軍」と呼ばれるようになりました。
一方、鎌倉にいた源頼朝は弟の範頼・義経を代官として、義仲の勢いを抑えようとしました。
こうした義仲や義経らの活躍が、後世になって屏風や浮世絵に描かれました。それらを毎月交代で展示しています。 -
近現代エリア
満蒙開拓更級郷スケッチ
更級農業拓殖学校(現更級農業高等学校)の生徒を引率し、満州更級郷へ勤労奉仕にいった故丸田恒雄氏が描いたスケッチです。開拓村の風景や建物、動植物等が生き生きと描かれ、当時の生活の様子が想像できます。
※「満州更級郷の日輪兵舎」