支援事業のご案内(講座・寄贈・分析)
県立歴史館の各種講座について
長野県立歴史館では、県民のみなさまの『学び』を支援する各種講座をご用意しております。当館の施設を会場とする講演・講座のほか、職員を派遣して解説させていただく出前講座等がございますので、是非ご利用ください。
- 県立歴史館講座
長野県の歴史に関するテーマについて、最新の研究成果も取り入れ、掘り下げて解説します。
- 考古学講座 令和5年度は、夏季企画展「主張する古墳 ~新たなシナノの古墳時代像~」の解説のほか、松本市、飯田市、諏訪市、中野市の職員が「わがまち自慢の古墳」を紹介
- 古文書講座
古文書はまったく初めてという方を対象にした「初級」(2クラス)、くずし字辞典を引くことはできる方を対象にした「中級」(2クラス)、くずし字辞典を引きながら近世文書が読める方を対象にした「上級」(1クラス)の3講座(5クラス)を開設します。
- おでかけ歴史館(職員派遣)
職員が土器・石器や古文書とともに学校や公民館等へ出向き、子ども向け体験型授業を行います。詳しい内容については上記PDFをご覧下さい。
- 県立歴史館出前講座【一般向け】(職員派遣)
職員が県内各地へ出向き、長野県の歴史に関するテーマについてわかりやすく解説します。詳しい内容については上記PDFをご覧下さい。講座のリストについてはコチラをご覧ください(現在準備中)。
古文書等の寄贈をお考えの方へ
長野県立歴史館は、県立として唯一の公文書館機能を持った施設です。公文書館とは、歴史資料としての公文書(役所・役場で作成され保存年限が過ぎた文書)だけでなく古文書、その他の記録を収集・保存し、県民共通の財産として後世に伝え、閲覧等を行って皆様に利用していただく施設で、歴史資料を保管し、散逸防止を図るとともに、歴史資料を保存・利用する情報センターの役割を担っています。歴史資料の寄贈や保存のご相談に応じておりますので、どうぞご利用ください。
- 古文書等を収集しています 江戸時代から明治初期までは、村の役人の家(名主・庄屋など)が紙で書いた文書(もんじょ)・絵図等を作ったり、人々の記録を集めたりしました。古い個人のお宅にたくさんの古文書が残されているのはそのためです。したがって、古文書は村などの地域の歴史を物語る貴重なものです。近年、家・土蔵の建替えや取壊しなどで捨てられてしまう事例が多発しています。これらの歴史資料が散逸してしまえば、地域の歴史も一瞬にして消えてしまいます。県立歴史館では、これら県民の共有の財産を将来にわたって守るため、散逸のおそれのある古文書などを収集・整理・保存し、活用していただくための仕事をしています。
- ご相談を受け付けています
まずは情報提供をお願いします。古文書等を寄贈したい、あるいは、どうやって保存したらいいか悩んでいる方は、ご一報ください。ご連絡の際には、以下の情報を、お電話、お手紙、メールでご連絡ください。※古文書などを直接当館へ郵送することは固くお断りします。
その後、詳細な情報を確認する必要があるので、実際に当館職員が資料調査に伺います。調査内容を踏まえ、寄贈をお受けできるか当館で検討します(可否について約1か月後を目処にご連絡します)。また、各市町村教育委員会と連携し、地元での保存が可能かどうかも検討させていただきます。
- お問い合わせ先
長野県立歴史館 文献史料課 〒387-0007 長野県千曲市大字屋代260-6
TEL(026)274-3993(文献史料課直通)/ FAX(026)274-3996
E-メール rekishikan-bunken@pref.nagano.lg.jp
- 災害時のレスキューについて
https://www.pref.nagano.lg.jp/kyoiku/bunsho/bunkazai/bousai.html
長野県教育委員会事務局 文化財・生涯学習課 〒380-8570 長野県長野市大字南長野字幅下692-2
TEL (026)235-7441 / Fax(026)235-7493(文化財・生涯学習課直通)
E-メール bunkazai@pref.nagano.lg.jp
考古資料の科学分析・保存処理を支援しています(市町村等向け)
県立歴史館では、科学分析・保存処理を円滑に推進するための担当者の技術向上など、市町村文化財担当部局及び登録博物館が実施する考古資料の分析・保存の取組を支援しています。
- どのような科学分析ができるの?
発掘された考古資料(土器、金属器、石器、木器等)は、肉眼観察だけではわからないことが多くあります。今後の資料保存を適切に行うためには、分析機器【X線透過装置(金属製品が出土したら、まずご検討ください。)・走査型電子顕微鏡(※令和6年度以降、元素分析装置を搭載予定)・光学顕微鏡(実体顕微鏡・偏光顕微鏡)・蛍光X線分析装置・赤外線カメラ】の使用が欠かせません。
- 保存処理の方法、資料の保管方法がわからない
発掘調査現場での資料の取り上げ方、保存処理の方法、資料の保管方法についてのご相談を受け付けています。また、年2回、「考古資料保存技術講習会」を開催しています。積極的にご参加ください。
- お問い合わせ先
長野県立歴史館 考古資料課 〒387-0007 長野県千曲市大字屋代260-6
TEL(026)274-3992(考古資料課直通)/ FAX(026)274-3996
E-メール rekishikan-koko@pref.nagano.lg.jp