大林作三『終戦の記』
資料No | G-60 |
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資料内容 | 満洲開拓団員が終戦前後の出来事を記した手記 |
解題 | 満洲開拓団員であった大林作三・ツマ子夫妻が、終戦前後の引揚げの様子を記した手記である。夫妻は南佐久郡大日向村(現佐久穂町)出身で、満洲大日向開拓団員として渡満し、引揚げ後、北佐久郡軽井沢町大日向地区に移住した。 『終戦の記』は、昭和20(1945)年8月8日から昭和21(1946)年10月15日までの、開拓団が現地から引揚げて母村大日向村に帰還するまでの出来事が日記形式で記される。軽井沢町大日向地区に入植後、昭和22年頃に執筆・編集されたものと伝えられる(青木隆幸「大林作三『終戦の記』原本発見の意義」『信濃』第65巻第11号(通巻第766号)、2013年11月)。ガリ版刷りで60部ほど作成された。 本資料は、大林家に現存する3冊の内1冊を、大林博美氏(作三氏次男)が、平成26(2014)年1月に当館に寄贈したものである。満洲移民当事者が引揚げ直後に残した記録として貴重であり、引揚げの様子が詳細にわかる史料である。 |
登録年度 | 2023 |
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