高島藩士三井家文書

詳細情報
資料No 諏訪〔3〕/3-36
地域 佐久
古文書

 本目録に収録した高島藩三井家文書は、長野県立歴史館が令和5年度に購入したものである。三井覚右衛門(角右衛門)関係文書が含まれていることから、高島藩厩方三井家関係文書と推定できる。高島藩分限帳(0-21-1-8)によれば覚右衛門は御厩小頭で十二俵一人扶持となっている(年未詳)。また慶應3年の高島藩分限帳では御厩方三井新吉が十四俵一人扶持・御厩方見習三井覚右衛門が一人扶持となっている。両者は親子だろう。なお、住居は諏訪上町となっている。

 本文書の点数は113件(119点)である。前半が宗門帳および入用帳類がある。これらのうち表上町若者組の祭礼などの入用に関わる史料が数点みられることから、当館収蔵の「3-6 諏訪郡三井家文書」と同一の出所とみられる(平成8年購入)。したがって三井家文書は早い段階で散逸していたものと推測される。本史料群は、若者組や厩関係の帳簿のほか、三井家の家督に関わる文書や三井・諏訪家の系譜写も含まれる。

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