水内郡中御所村篠原家文書 詳細情報 資料No 水内〔9〕9-47 地域 水内 古文書 本目録に収録した文書は、2021(令和3)年度に県外古書店より近世流出文書として購入した文書14点である。 文書群はいずれも文久元年皇女和宮の下向に伴う助郷関係文書である。所有者は、中御所村篠原氏と考えられるため、表記文書名を付した。 中御所村は裾花川東岸の村名で、1602(慶長7)年の川中島四郡検地帳では637石余りの村高である。文久元年の和宮下向に際しては、道中奉行酒井隠岐守が10月12日に休泊割を通達しており、街道沿いの宿にはその請書を提出するよう命じた。この大名行列では、定助郷14ヶ村、当分助郷佐久郡15、小県郡6、埴科郡15、更級郡23、高井郡15、水内郡13、計113ヶ村が割り当てられている。 本史料群は、助郷役をめぐる道中奉行からの指令や村々の廻文が移されて残っていることから、和宮下向の情報がどのように伝達されたのかがわかるものといえよう。 収蔵データ検索 資料検索 戻る