水内郡小佐原村高橋家文書

詳細情報
資料No 水内〔9〕/9-45
地域 水内
古文書

 本目録に収録した標記文書は、2020(令和2)年に県外古書店より購入した飯山藩飯山町小佐原村の文書27点である。小佐原村は飯山町庄屋の支配下にあり、小佐原組とも称され、組頭がおかれている。1711(正徳元)年の戸数19戸、1855(安政2)年の戸数28戸であった。
 本文書は多くが竪帳で、古くは1650(慶安3)年の古検地帳や上杉領国時代の1581(天正9)年村高書上など、当該村を知る上で貴重な写も残されている。また1854(嘉永7)年の請書は、飯山町各村に対して倹約遵行を指示した命令に対する小佐原村の請書原本で、百姓25名、五人組頭佐右衛門他3名計29名の連署状である。前年の黒船来航による、浦賀警備に対する藩の財政窮迫によって倹約を求めたものである。全村民による連署状としても興味深いが、多くの百姓が駄賃稼ぎ(兼業)をしており、それを肩書きとして使用していることがうかがわれ興味深い。

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