安曇郡丸田村藤野家文書

詳細情報
資料No 安曇〔5〕/5-74
地域 安筑
古文書

 本目録に収録した標記文書は、2010(平成22)年に上條信彦氏より寄託を受けた収集史資料群のうち108件116点の文書を収録する。
 丸田(まるだ)村は、安曇郡梓川左岸扇状地に位置する近世村であり、近世を通じて松本藩、上野組に属する。村高は「元禄郷帳」では149石であるが「天保郷帳」では上野丸田村234石余りと増えている。明治7(1874)年に梓村の一部となっている。
 本史料群は、近代の藤野藤十らに宛てたものが多いことから藤野家文書と名付けた。屋号は「藤屋」と見え、材木関係をあつかっていたようである。このほか近世松本藩浪人の借宿願いが数点残されているのは興味深い。
 なお、上杉家家臣となった丸田氏は信州丸田村出身と伝えられる(『上杉家御年譜』)。丸田周防守は鉄砲の名手として故実を後世に伝えている。 

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