木曽郡上松村織田家文書

詳細情報
資料No 木曽〔6〕/6-4
地域 木曽
古文書

 本目録に収録した標記関係文書は、2010(平成22)年に上條信彦氏より寄託を受けた収集資料のうちの53点である。上松村の属する近世の筑摩郡の一部は、近代には西筑摩郡と改称されている。いっぽう江戸時代以来木曽郡とも称されていることから、本文書群のタイトルも郡名として木曽を便宜的に掲げている。
 本文書の上松村は中山道の宿駅の一つである。支配関係は近世を通じて尾張藩領である。尾張藩直轄の奉行所として上松陣屋が1664(寛文4)年におかれ木曽地域の支配がおこなわれた。村高は無高であるが、年貢米では米24石余り、土木工事用の土居960駄、榑木などの年貢木が課せられている。
 本文書群の宛先の多くは織田(小田)氏である。史料50番によれば織田氏が杣職であることがわかる。材木関係の負担史料も含まれる。当館では数少ない木曽地域の地方文書である。

 

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