安曇郡広津村文書

詳細情報
資料No 安筑〔5〕/5-20 
地域 安筑
古文書

 当館が平成6(1994)年に購入した史料である。広津村は江戸時代の北山村・宇留賀村・大日向村に分かれていたが、明治8(1875)年に3か村合併して成立した村である。昭和32年の合併により、北安曇郡池田町と東筑摩郡生坂村に分村し現在に至っている。近世を通じて松本藩領であった。
 本文書群は広津村佐藤家に伝来したものだが、点数が少なく佐藤家の村内での位置づけは詳細は不明である。年代は天保年間(1830~44)から明治28(1895)年におよび、大半は明治期のものである。内容は商品の受取証の類が多い。近世から明治の初めにかけて断続的に上納金の通帳が残り、年貢から地租へ変わっていく時代の租税のあり方が見て取れる。峯方村文書(5-13)と同様、煙草葉栽培の様子をうかがえる史料もある。

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