筑摩郡塩尻町村文書

詳細情報
資料No 安筑〔5〕/5-70
地域 安筑
古文書

本目録は、2017(平成29)年度に上條信彦氏より追加寄託を受けた収集史資料群のうちの標記文書47件290点を掲載する。ほとんどが近代文書である。
 塩尻町村ははじめ松本藩領、1725(享保10)年より幕府領となる。1614(慶長19)年に中山道のルートが小野宿-牛首峠越えルートを、塩尻峠越えルートに変更された際、旧塩尻宿の隣に新たに塩尻宿が作られた。一括して当初は塩尻村に含まれたが、のちに分村し、塩尻町村となった。1642(寛永19)年には831石、天保年間では908石余りの村高であった。明治になって一端塩尻村となったが、1881(明治14)年から22年までは再び塩尻町村となり、その後塩尻村・塩尻町を経て現在の塩尻市となっている。
 本文書は明治時代から大正時代にかけての文書が過半で、同村吉江質店に関する質札・通帳類など店舗経営に関する資料が主である。近代地域金融業のミクロの商業圏を観察する上でも興味深い。また無尽講の規約や加入名簿などもある。

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