伊那郡小川村湯沢家文書

詳細情報
資料No 伊那〔4〕/4-45
地域 伊那
古文書

 本目録に収録した伊那郡小川村湯沢家文書は、2017(平成29)年度に上條信彦氏より追加寄託を受けた収集史資料群のうちの標記文書175件190点を掲載する。19世紀第2四半期から第3四半期のものが最も多い。 
 本文書を構成する小川村は、天龍川左岸の小川川流域に展開する村である。天保郷帳による村高は1,307石である。最初幕府領であったが、元和5年以降36石分が旗本近藤氏領となった。村内には榑木山である小川山があり、幕末まで年貢を榑木で納める(後に代金納化)榑木成村であった。現在の喬木村にあたる。
 本文書のほとんどが横帳形態である。年貢割付帳・皆済帳のほか、田畑名寄などが多数を占める。帳簿作成は小川村名主・組頭5名の名前で記されている。一部近代文書の帳簿に湯沢氏の名前が見え、また地券所持者が湯沢太源治であることから、本文書を湯沢家文書と名付けている。

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