水内郡桜枝町春日栄太郎商店史料

詳細情報
資料No 水内〔9〕/9-37
地域 水内
古文書  本目録に収録した標記文書は、2017(平成29)年度に上條信彦氏より寄託を受けた収集史資料群のうち、善光寺桜枝町に所在した春日栄太郎商店関係の史料74点を収める。
 当商店は善光寺町において江戸時代より雑貨商を営んでいた大和屋が前身で、栄太郎が1896(明治29)年に麻問屋春日商店を開業したのが始まりである。近世の西山地域では麻の生産が盛んにおこなわれ、物資の集積地域として善光寺町が大きな発展を遂げた。信越線が開業すると物資は関東を中心に全国へと輸送された。春日栄太郎商店もこの流れに乗ったといえる。
 本史料群は個人及び商店宛の「引合帳」(売買取引の相対の諸書付)が多数含まれている。いずれも大正10年前後のものである。また商店の取引銀行通帳が複数残っている。
 大正期の好景気の個人商店の経営の一端をうかがい知ることのできる史料といえる。
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