安曇郡大町組大出村文書

詳細情報
資料No 安筑〔5〕/5-40
地域 安筑
古文書  本目録に収録した大町組大出村文書は、平成22年(2010年)に上條信彦氏より寄託を受けた史資料群のうちの一部である。
 大出村は現在の白馬村にあたる。江戸時代は松本藩で大町組に属した。慶安年間の藩領検地以後、飯田村より分村している。農閑期には千国街道の駄賃稼ぎなどがおこなわれ越後との交流も多かった。また国境相論もたびたびおこっている。山間地のため耕地は少なく、主産業は麻であった。本史料群にも麻栽培がおこなわれていたことを示す史料(50-1-1・2など)。元禄期には64石の村高であった。
 本史料群は、史料点数自体は少ないが、白馬地域の国境山村の産業や交流をうかがい知ることのできる貴重な文書を含むと言える。
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