筑摩郡西洗馬村文書(庄屋文書)

詳細情報
資料No 安筑〔5〕/5-2
目録巻数 14
地域 安筑
古文書

 本目録に収録した筑摩郡西洗馬村文書は、長野県立歴史館が平成6年(1994)に購入した資料である。
西洗馬村は、鎖川下流の段丘上に位置する村で、現在は東筑摩郡朝日村に属している。北に広い耕地が広がり、村の南側にあたる山地には、武居城という城下集落の存在も推定される中世城館跡が残る。また、その東麓にある光輪寺には、善光寺住の仏師妙海による鎌倉時代末期の墨書銘を有する日光・光月菩薩があり、早くから開発された地域であったとみられる。
村高をみると、天正検地の村高は313石余だが、「天保郷帳」では611石余に達する比較的大きな村である。当初は松本藩領だったが元禄15年(1702)から高遠藩領となった。
本文書は、その内容から西洗馬村の名主家に伝来したものであると考えられる。史料の年代は享保16年(1731)から昭和11年(1936)までのおよそ200年間におよぶ。その内容は、村政と家政に関わるものが多く、その中には郷倉(義倉)関連の文書や、明治期の地籍調査に関する文書も含まれている。また、中山道の洗馬宿・本山宿に対する助郷(寄人馬)に関連する文書や、安政地震の被害に関する史料もみられる。

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