筑摩郡西条村文書(庄屋文書)

詳細情報
資料No 安筑〔5〕/5-1
目録巻数 14
地域 安筑
古文書

本目録に収録した筑摩郡西条村文書は、長野県立歴史館が平成6年(1994)に購入した資料である。
西条村は、筑摩郡の東条川の左岸を中心に広がる村で、松本藩の会田組34ヶ村の一つであったが、のちに坂北組に属した。現在は、東筑摩郡筑北村に属している。
近世では北国脇往還が南の乱橋から北の青柳へと通じており、古代には東山道の支道がこの地域を抜けていたとされ、古くから交通の要地であった。また、近代に入ると鉄道駅からの石炭の積み出しで栄えた地域である。
近世の村高をみると、慶安検地で707石余、「天保郷帳」では906石余にのぼり、この地方では大きな村である。
本文書は、内容から名主の家に伝来したものではないかと考えられるが、史料点数も少なく断定はできない。史料の年代は慶安5年(1652/写し)から明治18年(1885)である。慶安5年の検地帳は慶応年間の写しなので、現存史料の成立年代は明暦2年(1656)以降である。文書の内容は、検地に関連するものがほとんどである。
当館所蔵の関連文書としては、近隣の筑摩郡潮村文書(5-4/本書に収録)、潮山中村文書(5-14/本書に収録)がある。

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