伊那郡上横川村文書
資料No | 伊那〔4〕/4-19 |
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地域 | 伊那 |
古文書 | 本目録に収録した伊那郡上横川文書は、長野県立歴史館が平成20年(2008)に購入した史料である。 点数は265点で、このうち年代がわかるものは天保10年(1839)から大正5年(1916)までの文書179点、年代が不明の文書は86点ある。近世及び近現代の文書である。 本史料の出所は不明である。慶応4年(明治元年)に作成された文書の出所として「上横川村名主八左衛門」の名前が、明治2年に作成された文書の出所として「上横川村治郎右衛門」の名前が多く見られる。「御年貢金請取帳」「御宗門五人組名前控帳」など、上横川村の村政に関わる文書が多いことから、上横川村文書とした。 上横川村は現在の辰野町大字横川にあたる。本文書群に見られる川島村は、市町村制施行により隣村合併して変更した村名である。上横川村に伝えられた文書が大半を占めるが、東高遠町、西高遠町など、上伊那地域の村々と関わりがある史料が混在している。 年代がわかる文書の内、近世のものは12点のみで、のこり167点は、明治~大正期の文書である。先述した慶応4年~明治2年の名主文書が比較的まとまって残っている。上横川村名主八左衛門から治郎右衛門へ名主役交代の引継ぎ書の類もみられる。他には、代参講の積み立て金の世話人にあてた借用金証文が多数みられる。 |
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