伊那郡小原村文書(年貢通い帳ほか)
資料No | 伊那〔4〕/4-2 |
---|---|
目録巻数 | 7 |
地域 | 伊那 |
古文書 | 本目録に収録した小原村文書は、長野県立歴史館が平成6年(1994)と平成10年(1998)の2度にわたって購入したものである。目録では、平成6年購入分の家別番号は4-2、平成10年購入分は、4-6としている。4-2、4-6の文書は、ともに出所・宛所から庄屋役を勤めた小松家の文書と推定されるが、もともと同一文書群であったか確定することはできない。そのため「小原村文書」として一括し、家別番号で区別できるようした。 伊那郡小原村(伊那市高遠)は、天竜川の支流三峰(みぶ)川の左岸に位置し、山麓の湧水地を中心に集落がある。同村は近世を通じて高遠領であった。元禄3年(1690)の検地水帳では村高356石、田と畑の面積比率は、2対1であった。また三峰川をはさみ高遠城下に隣接していたため、村内には諸職人や下級武士も居住していた。文久3年(1863)の高遠城下の大火の復興の時、村の一部が城下町に編入された。 明治維新後は、高遠県を経て筑摩県の所属となる。明治8年(1875)近隣8か村と合併し河合村となるが、同14年、分離。その後河南村の一部となり、昭和39年(1964)高遠町、ついで伊那市の一部となっている。 本文書の作成年代は、元禄3年(1691)から明治36年(1903)におよぶが、化政期以降の文書が多い。文書の種類は、4-2は、検地水帳(明治の写しを含む)や畑方反畝庭帳、4-6は年貢通など貢租関係の帳面が中心である。 |
収蔵データ検索 | 資料検索 |