下諏訪宿嶋屋山田家文書

詳細情報
資料No 諏訪〔3〕/3-27
地域 諏訪
古文書  本目録に収録した文書は、2017(平成29)年度に県立歴史館が東京都内の古書店より購入した史料群である。
 本文書群は下諏訪宿友之町の商家山田家(屋号 嶋屋)に関係する史料でおよそ110点余りのものとなっている。多くは嶋屋にあてた請求および請取の類である。また、高島藩江戸上屋敷類焼に際し、冥加金を献上した際の請取状は、裏面に高島藩役人の裏封が施されており興味深い。群としてはおもに幕末から明治中期までのもので構成される。
 下諏訪宿友之町は江戸時代を通じて高島藩領である。郷高は天保年間に910石であった。友之町は1694(元禄7)年には下諏訪宿の加宿となり、下諏訪宿の伝馬役の三分の一を負担している。下諏訪宿門前町として繁栄していたことがうかがえる。
 関連文書として当館で同町増沢家(奈良屋)関係文書を収蔵している。商売上の帳簿類や切紙が多く、年代特定が難しい文書が多いが、宛先・出所などの屋号や商人名をもとに、当該宿町の経済圏を考える史料として位置づけることができる。
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