諏訪郡地方文書
資料No | 諏訪〔3〕/3-25 |
---|---|
地域 | 諏訪 |
古文書 | 本目録に収録した標記文書は、2017(平成29)年度に上條信彦氏より寄託を受けた収集史資料群のうちの一部で、流出点数が1点もしくは10点程度の伊那郡関係文書を便宜的に収めている。したがってそれぞれの出所(古書店等)が異なることに注意が必要である。 本目録には深叢寺文書・瀬沢村(富士見町)文書・三澤村(岡谷市)文書などが収められている。このうち深叢寺は諏訪郡原村に現存する禅宗寺院である。什物関係、祠堂金、住職入寺関係諸史料など、寺院経営内部史料といえるものである。この寺の開創は1618(元和4)年で、村の惣檀徒を開基として造立された「村で持ちたる寺」である新相寺がその淵源である。高島藩主2代諏訪忠恒の命で御射山深叢寺と改称され、諏訪家の紋章を頂く寺となった。 瀬沢村は甲州街道に沿う村で、1733(享保18)年には家数45、村高123石余りと記録されている。なお本文書には19世紀前半の名主嘉兵衛の御用留記録が含まれている。当館所蔵の瀬沢村三村家文書(3-15)は関連史料である。 このほか、江戸後期の絵図(古田村・南大塩村)や明治期の測量図(豊平村)など絵図面も散見される。当館所蔵の村絵図・地図との関わりも今後検討を要しよう。 |
収蔵データ検索 | 資料検索 |