高島藩士立木家文書

詳細情報
資料No 諏訪〔3〕/3-24
地域 諏訪
古文書  本目録に収録した標記文書は、2017(平成29)年度に上條信彦氏より寄託を受けた収集史資料群のうちの一部で、諏訪高島藩士立木家関係の文書5件である。
 立木家は高島藩家中として150石の知行地を拝領していた。このうちおもな村名及び知行高は以下の通りである。
  文出村(現諏訪市豊田) 約30石
  小井川村(現岡谷市大栄町) 約32石
  神戸村(現諏訪市四賀) 約23石
  新倉村(岡谷市川岸) 約38石
  大熊村(諏訪市湖南) 約14石
  北大塩村(茅野市米沢) 約10石
 いずれも現在の諏訪地域南西部に集中している。
 また、藩主による判物類は第6代諏訪忠厚のものを1点伝える(3-24-1)。またこれに付属する添目録はマクリの巻物状で、藩士の散在知行地および免田の様子をうかがい知ることができるものである(3-24-2)。興味深い史料として1853(嘉永6)年以降の異国船来航および幕府の対応を示す直書写がある。幕末の地方藩の動向をうかがうことが出来るが、出所および書き手については不詳で、また立木家との関係も明らかにできない。
 当館には高島藩関係の分限帳も複数所有する。これらと併せて見ることにより、当該藩家臣団および立木氏自身の様態を深めることができるだろう。
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