諏訪郡中洲村岩波家文書

詳細情報
資料No 諏訪〔3〕/3-19
地域 諏訪
古文書

 本目録に収録した標記文書は、2010(平成22)年に上條信彦氏より寄託を受けた収集史資料群のうちの一部である。
 本文書群は諏訪郡中洲村福島区で醸造業を家業とした岩波英蔵家伝来の史料である。中洲村は1884(明治7)年、近隣の神宮寺・上金子・中金子・福島・下金子各村が合併して成立した。岩波書店創業者岩波茂雄、作家平林たい子は当村の出身である。
 本史料群は大きく2つのまとまりによって構成されている。
 第1は岩波英蔵家の金銭出納および資材費や明細帳など家業に関わる出納関係帳簿類である。中洲村や近隣の商店などからの出入のようすが記録されており、明治後期から大正時代にかけての諏訪地域の商家の経営の様子の一端がうかがえる。
 第2は、岩波家の所属する福島区に関わる公用文書、とくに徴税および集金関係の大正期の帳簿類である。当該期の国税・県税の具体的な納付(徴税)システムがうかがえる。

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