佐久郡長三郎新田文書

詳細情報
資料No 佐久〔2〕/2-28
地域 佐久
古文書  本目録に収録したのは、2010(平成22)年に上條信彦氏より寄託を受けた収集史資料群のうちの8冊である。いずれも塩沢新田の六川長三郎家に伝来したものであり、当館収蔵史料「立科町六川長三郎家文書」(2-21)の関連史料である。塩沢村は現在の立科町東部の台地上に位置しているため当初は正保2(1645)年には村高52石と生産高は高くなかった。しかし大規模な新田開発をおこなった六川家の尽力で翌年塩沢堰が完成すると新田経営が進展し寛文12(1672)年には村高が662石へと飛躍的に増大している。このような経緯から、塩沢新田は開発者であり新田経営者である長三郎の名を採り長三郎新田と称されている。
 佐久・小県地域は用水と新田開発がセットで進展している例が多い。長三郎新田はその典型例であるといえ今後の研究の深化がのぞまれる。
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