岩村田家中伊藤家文書

詳細情報
資料No 佐久〔2〕/2-13
地域 佐久
古文書  本目録に収録した岩村田藩士伊藤家文書は、長野県立歴史館へ2008年(平成20)に寄贈されたものである。
 岩村田藩は、内藤正友が元禄16年(1703)佐久郡内の幕府領の一部を与えられたことにより成立した。成立当初の岩村田藩では、千曲川の川西を野沢役所が川東を岩村田陣屋に分けて支配していたが、享保年間野沢役所が廃止され岩村田陣屋が全領の支配にあたるようになった。
 本文書は、岩村田藩士であった伊藤家に伝来してきた文書である。伊藤家の岩村田藩内での位置は、不明である。
 文書の点数は15点でありその年代は、寛保2年(1742)から明治6年におよぶが、年代が記載されていないものが大半をしめる。文書は、藩主内藤家に関わるものと伊藤家当主の武芸に関する文書からなる。内藤家の家譜は、伊藤弘祖と書かれており、包みの紙から明治維新後に写されたものであることがわかる。家譜と一緒に藩主の法名の写などが包まれており、これらも伊藤弘祖によって写されたものであると考えられる。武芸に関する文書には、「宝蔵院流槍術免許状」や「歌道免許状」などがみられ、伊藤家代々の当主の武家としての修練を知ることができる。
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