飯島勝休資料

詳細情報
資料No 全県〔0〕/0-15
目録巻数 13
地域 全県
古文書  松代藩士で故実家の飯島勝休(1815~1888)が、松代藩主の命で藩史編さんのため収集した図書・史料等である。その主な内容は松代藩関係史料集、藩主・藩士の伝記、系譜類、藩士の歌集のほか同藩出版物及び勝休著作の有職故実関係図書などである。昭和26年(1951)飯島文庫所蔵者が長野県に寄贈し、以来県立長野図書館で管理、公開されてきたが、平成25年(2013)4月、当館に移管された。
本目録はこれに平成24年(2012)に長野県立歴史館が購入した31点(0-15-234~264)を加えたもの。飯島文庫から流出したものがあることは、当館所蔵の関川千代丸収集文書のなかに飯島勝休関係の絵図(0-2-M13-3・4)などの資料が含まれていることからも推察できる。
 また、本資料には「真田家御事蹟稿」が含まれている。これは正編を完成させた河原綱徳が続編の編さん半ばに没し、勝休がそのあとをついで編さんを続行したものである。綱徳の稿本は、明治5年(1872)の松代大火によって焼失したが、勝休が自分のもとにあった稿本と諸本を校合して正編とともに続編を完成させ真田家に献上した。本資料のものはその原本と考えられ、真田家に献上されたものは、現在、1部(青表紙)は真田宝物館が保管し、1部(黄表紙)は当館所蔵の米山一政収集資料(家別番号0-1)に含まれている。これらの事情については米山が編さんした『新編信濃史料叢書』第15巻の解題及び『長野県立歴史館収蔵文書目録』3の解題に詳しい。
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