古文書愛好会「大井法華堂日記」翻刻冊子完成!!
長野県立歴史館古文書愛好会の中心的な活動として、年8回の「館蔵文書を読む会」があります。昨年度は新型コロナウイルスの影響で全て中止となってしまいましたが、今年度は日程の変更はあったものの会員の熱意によって全8回実施できました。
今年度の「館蔵文書を読む会」では、「大井法華堂日記」を扱い、会員が4班に分かれて分担箇所を読み進め、班毎の発表を通して、全体で内容を吟味してきました。その熱心な読み取りの様子については、以前にもブログで紹介をさせていただいた通りです。「大井法華堂日記」には、岩村田藩主と法華堂及び龍雲寺、西念寺などの有力寺院との密接な関わりをはじめ、東照宮勧請、修験道の祖である役行者千百年御遠忌法要等の出来事についても興味深い記述が多く見られます。修験関係の難しい専門用語なども会員がすすんで調べ、資料を配布するなどして、みんなで学び合うことを楽しんでいるようでした。