令和3年度の博物館実習が始まりました

 8月26日(木曜日)から今年度の博物館実習が始まりました!!例年は10日間実施していますが、昨年度から新型コロナウイルス感染症の対応として、期間を5日館に短縮しグループを分けて、実習生を受け入れさせていただいています。

 期間が短縮されてしまった分、実習の内容もより濃密なものとなるので、実習生にとっては目まぐるしい日が続いていくかと思います。それでも、私たち歴史館職員は博物館学芸員を目指す彼らのサポートをし、一緒に仕事を進めながら私たちが経験したことを伝えられたらと思っています。 

 実習は各課の担当業務の他、文化財の取り扱いも体験します。総合情報課では掛軸、屏風、刀剣などの取り扱いに加え、資料の保管方法など、展示や施設全般に関わることを勉強してもらいます。考古資料課では収蔵庫の管理や、金属や木製品の保存処理を行ってもらいます。遺跡の発掘調査によって出土した土器や石器といった実物資料に触れてもらい、取り扱いを学んでもらいます。文献史料課では古文書や行政文書の整理をおこない、紙史料の基本的な扱い方を学びます。紙史料は考古遺物と同じ、もしくはそれ以上に繊細な実物資料もあるので、緊張するかもしれません(^_^;

 コロナ禍では、博物館や資料館で実物資料に触れる機会が減っていると思います。感染対策を講じた中ではありますが、可能な限り実習生の皆さんにはより多くの実践を積んで欲しいと思います。実習生によるツイートもありますので、そちらも注目してみて下さい(>_<)(柴田洋孝)

歴史館ブログ

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