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        こてつ・河合さん歴史館に現る!        5月17日(月曜日)の「ゆうがたGet!」を見逃すな(>_<)

テレビ信州の「ゆうがたGet!」さんが、歴史館で行っている木製品の保存処理について取材に来てくれました!

 「木製品」とは、遺跡の発掘調査で出土した「木」で作られた数々の道具のことで、長野県内では湿地帯や川に近い遺跡から多く見つかっています。木製品は発掘調査によって土の中から取り上げられて外気にさらされると、水分が蒸発してしまい、乾燥・変形が急速に進んでしまいます。発掘現場では応急的な処置として、タッパーやコンテナなどに木製品を入れて水漬けにしますが、これだと展示が出来ません(T-T)

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 そこで「保存処理」というものを行います。歴史館ではPEG(ポリエチレングリコール)という樹脂を使用した処理(PEG含浸法)を進めています。水槽内にPEGを溶かし込み、木製品を入れて木の中の水分と樹脂を入れ替えます。この作業をすればすぐ保存処理が完了\(^^)/♪というわけではありません。PEGの濃度を徐々に上げていき、木の大きさによっては1年以上漬け込まなければなりません(≧Д≦)非常に地道で時間がかかるものなのです。

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 こてつ・河合さんには、当館の保存処理作業を見ていただいただけでなく、実際にPEGで保存処理された木製品を持っていただいたり、収蔵庫の中も見学していただきました。取材当日は、歴史館のバックヤード見学に来ていた小学生たちが取材中のテレビカメラに遭遇(゜ロ゜)!!小学生にとってはラッキーな見学になったかもしれません☆

 今回取材していただいた内容は、5月17日(月曜日)15時48分~の「ゆうがたGet!」内で放送されます!普段入ることの出来ない歴史館の内部をぜひご覧ください(*^o^*)職員のみなさんも録画必須ですよ!(柴田洋孝)

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