やさしい信濃の歴史講座
長野県立歴史館では、長野県の歴史をわかりやすく紹介する「やさしい信濃の歴史講座」を毎年開講しております。今年度の共通テーマは「山と信州のあゆみ」です。
2016年12月24日(土曜日)に行われた第2回「山への憧(あこが)れ」では、「菅江真澄・ウェストン・シュタイニッツアーが見た信州ー紀行文から信州の生活誌を探るー」と「SHIGA・KOGENの誕生ー山稼ぎの地から国際的リゾート地へー」の2つの講座が開講され、120名の参加者が熱心に聴講されていました。
今年度の「やさしい信濃の歴史講座」は全7回の予定です。今後の日程と講座内容は次のようになっております。ぜひお出かけください。なお、聴講には観覧料が必要になります。今年度のやさしい信濃の歴史講座開催日に限り有効の「やさしい信濃の歴史講座期日限定券」(700円)も販売しておりますので、ぜひご利用ください。
- 第3回 2017年1月7日(土曜日)テーマ:山に棲(す)む
「黒曜石鉱山からクリ林の里山まで−高低差800mを使い分ける縄文人−」 寺内隆夫(当館職員)
「北アルプス山中の近世集落−常念岳山腹烏川谷を例に−」百瀬新治 氏(安曇野市豊科郷土博物館 館長) - 第4回 2017年1月21日(土曜日)テーマ:学校と山
「学校登山のはじまり−長野県師範学校・長野高等女学校−」 市川 厚(当館職員)
「学校林が果たした役割の変遷−更級・埴科地方を中心に−」 溝口俊一(当館職員) - 第5回 2017年2月4日(土曜日)テーマ:山と美術
「描かれた「日本アルプス」−江戸から明治へ−」 林 誠(当館職員)
「山をめぐる信仰とその造形について」 織田顕行 氏(飯田市美術博物館 学芸員) - 第6回 2017年2月18日(土曜日)テーマ:山と神仏
「活火山・浅間山と信仰」 山田直志(当館職員)
「九頭竜神のいわれと戸隠信仰の始まり」 渡邉 玄(当館職員) - 第7回 2017年3月11日(土曜日)テーマ:密教寺院と山
「続・東の牛伏寺・西の若沢寺−山寺の信仰史−」 原 明芳(当館職員)