木曽の宝7−開田高原の伝統芸能に親しむ−

「嫁入り唄」の発表の写真
「嫁入り唄」の発表

 11月3日(木曜日・祝日)には、科野の歴史公園で「森将軍塚まつり」という大きなイベントが行われました。
野外ステージでは20を超す団体による発表がありましたが、その中で、長野県立歴史館の秋季企画展「木曽の宝」に関連して、木曽の文化に触れる機会を設けました。
 開田高原の民謡保存会「ゆるり会」、開田小学校6・2年生、地域協議会のみなさまによる発表もありました。「開田嫁入り唄(こちゃ節)」「開田高原姫獅子舞」を披露していただきました。

  • 開田嫁入り唄
    娘を嫁がせる父親の切ない気持ちを唄っています。現在でも婚礼や酒の宴で唄われることがあります。もともとは単にこちゃ節と言っていましたが、後の世に開田嫁入り唄と新たに名付けられました。
  • 開田高原姫獅子舞
    開田高原把之沢(たばのさわ)地区で、かつて祝い事の際に舞われていたのが姫獅子舞です。江戸時代の物語を唄と舞いにしたものといわれています。


 唄は、大人から子どもまで、元気よく、それでいて切ない気持ちを感じる声でした。獅子舞は、笛太鼓、舞い、唄が実にすばらしく、最後の口上も迫力満点でした。開田高原に伝わる伝統芸能を見ることができ、観客の方々から「大感激」との声が聞かれました。
 なお、長野県立歴史館の常設展示室入口では、現在、その映像をご覧いただくことができます。

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