木曽の宝6−大桑村の伝統芸能に親しむ−

11月3日(木曜日・祝日)に、科野の歴史公園では「森将軍塚まつり」という大きなイベントが行われました。
野外ステージでは20を超す団体による発表がありましたが、その中で、長野県立歴史館の秋季企画展「木曽の宝」に関連して、木曽の文化に触れる機会を設けました。
大桑村の須原ばねそ保存会と大桑小学校6年生のみなさんには、「須原ばねそ」「木曽踊り」を披露していただきました。
- 須原ばねそ
須原ばねそは、大桑村須原地区で古くから唄われる民謡・盆踊りです。ばねそとは、はね踊る衆という意味で、楽器を用いない3種類の地唄を総称して須原ばねそと呼びます。600余年前に京都の文化が人の往来とともに木曽に入り、庶民文化として定着しました。 - 木曽踊り・木曽節
木曽節は木曽で生まれた日本を代表する民謡の一つです。現在の盆踊りのスタイルは、大正から昭和にかけて整理・普及されたものです。
お揃いのはっぴを着て、息の合った踊りを見せてくれました。大桑村に伝わる伝統芸能を見ることができ、観客の方々から「大満足」との声が聞かれました。なお、長野県立歴史館の常設展示室入口では、現在、その映像をご覧いただくことができます。