木曽の宝5−イベント満載の企画展です!−

秋季企画展「木曽の宝」では、木曽の文化に触れる関連イベントを行っています。
10月10日(月曜日・祝日)には、「南木曽町田立の伝統芸能に親しむ」として、花馬祭り、歌舞伎の紹介を行いました。伝統文化が現在まで続くにあたっては、地域の皆様の熱い思いが大きな支えになっていることを知りました。途中には、子どもたちと保存会の方々がお囃子の実演をしてくれました。イベント終了後には、花馬の背にある「花」や木曽檜箸のプレゼントもありました。木曽に伝わる文化に触れることができる、貴重な場となりました。
10月15日(土曜日)は、「《トークセッション》ここまでわかった木曽の古代」として、考古学と文献学の2つの立場による調査結果や知見を紹介しました。
「横断的な内容で、大変おもしろく拝聴しました。このような幅広い視点の学説がこれからも聞きたいです!」「原、福島両先生の連携がすばらしいトークでした」「トークセッション方式は新鮮でおもしろく、楽しく聞けた。またしてほしい!」など、内容に満足とのご意見を多数頂戴しました。
終了後には、充実した内容のギャラリートーク(展示解説)も行いました。
10月22日(土曜日)は、笹本正治当館館長による「木曽の宝」と題した講演会を行いました。「木曽の魅力を堪能できた」「実際に木曽に行ってみたい」などの声が寄せられ、木曽をより深く知っていただけたと思います。
「木曽の宝」関連イベントは、まだまだ続きます。
1月3日(木曜日・祝日)には、大桑村、木曽町開田高原に伝わる唄や踊りを、現地の子どもたちや保存会の皆様が発表してくれます。南木曽町を中心とする木曽の物産展も行います。周辺一帯では、森将軍塚まつりとして各種イベントが盛大に行われますので、是非お出でください。
11月12日(土曜日)、13日(日曜日)には、県天然記念物に指定されている木曽馬が再び登場します。近くで見たり、写真を撮ったり、引き馬体験(簡単な乗馬)もできます。木曽馬は日本で昔から飼育されてきた馬の一種です。全国でも百数十頭しかいません。そのような木曽馬に触れる貴重な機会です。木曽馬の歴史についての講座(12日)も行いますので、皆様のご来館をお待ちしております。
イベント満載の「木曽の宝」展の開催も、折り返し点を過ぎました。展示替えを行い、10月25日からは後期の展示となっています。