木曽の宝2−山の恵み・山菜−

「山菜の王様」というと、何を思い浮かべるでしょう。ラの芽、コシアブラ、ワラビ、……
6月下旬、当館笹本館長が大桑村で講演会を行いました。休憩時、館長が山菜の話題を出したところ、地元の方々が大桑村の山菜について詳しく教えてくださいました。その話の中で出てきたのが「シオデ」。なかなか手に入らないものなので、人によっては「山菜の王様」と呼ぶようです。とは言うものの、さすがは地元の方々。即座に「あの山の斜面に生えているよ」などと口にされ、あっという間に何本も取ってきてくださいました。
私(企画展担当者)もお相伴にあずかり、数本頂戴したため、帰宅後さっそく調理してみました。と言っても、軽くゆでただけで、調味料を使わずにそのままいただきました。「山のアスパラ」とも称される理由がよくわかり、大変おいしかったです。普段いただくことのできない貴重な味・食感に感激しました。
木曽は豊かな森林に囲まれ、その森林資源が人々の暮らしを豊かに潤してきました。山菜は山の恵みそのものです。ここにも「木曽の宝」を見ることができます。
秋季企画展「木曽の宝」では、森林資源により生み出された優れた工芸品などを展示します。
先頃、秋季企画展「木曽の宝」のチラシやポスター類ができあがりました。開幕まで2週間あまりです。チラシやポスターは当館及び公共機関などで掲示・配布中です。ホームページ上でも一部ご覧いただけます。