土器写生・ぬり絵コンクール表彰式

土器の絵

 「縄文土器展」最終日の2月1日(日曜日)、縄文土器の写生・ぬり絵の優秀作品表彰式を行いました。入選作品を描いてくれたお友だち、保護者のみなさん、あわせて94名に集まっていただきました。ありがとうございました。
 お堅いイメージの歴史館に、たくさんの子どもたちが来てくれるように、さらに、せっかく来ても展示室を一周して終わり、「あんまり憶えていない」ではもったいない。一つでも、縄文土器のイメージや、楽しさを記億して帰ってもらいたい・・・という趣旨ではじめた企画です。
 前回に引き続き、第2回目となる写生では、現代人が考えるような、土器を正確に紙に写し取るのではなく、感じたまま、自由に描いてもらうようにしました。縄文人も、ヒトやヘビ(の精霊)を測ったように描くのではなく、躍動感を大事にしたり、印象的な部分を強調したりしています。それこそがリアル!だったのでしょう。今回の優秀作品には、文様はそこそこにして、大型土器のど迫力を描いてくれたもの。おなじ土器を描いたのに、特徴的な文様をピカソのように描いて、別ものにしてくれた作品もありました。
 ぬり絵は、「土器はみんな茶色で、ぜんぜん面白くない」と言った子どもの印象を変えてもらおうと、好きな色にぬってもらうことで、土器文様の楽しさを知ってもらおうというねらいでした。顔面装飾付土器を海に見立てて、怒っている顔も笑顔に変え、虹までつけてくれた作品など、担当者の発想を飛び抜けた愉快な作品が集まりました。
 「縄文土器展」は終了しましたが、ゴールデンウイークや夏休みには、「縄文人になって遊ぼう」で写生やぬり絵、踊る縄文人の回転のぞき絵工作も行いたいと思っています。みなさん、また来てくださいね。

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