職場体験学習

7月8日(火曜日)と9日(水曜日)の2日間にわたり、長野市立篠ノ井西中学校2年生5名の職場体験学習がありました。
古文書の整理 1日目は、社会見学で歴史館を訪れていた東京都の小学校6年生の学校解説の見学や、閲覧室で図書の整理や配架作業に取り組みました。学校解説を行った職員にインタビューをしながら展示解説の工夫や仕事のやり甲斐について学んだり、歴史館で受け入れた書籍を指定された棚に配置したりして、来館者が閲覧図書をよりよく利用できるように地道な作業重ねていることを感じ取っていたようです。
2日目は、8月の「歴史館で夏休み」の石のアクセサリーづくりで販売する勾玉キットの製作を行いました。4センチ四方の滑石に電気ドリルで穴をあける作業を汗だくになって取り組みました。また、考古資料課では考古学的な遺物の整理について話を聞いたり、文献史料課では古文書や行政文書の保存の意味や史料の活用について話を聞いたり、実際に配架作業にも取り組みました。
行政文書の整理 2日間の職場体験を通して、5名の生徒たちが過去の歴史と向き合う仕事の面白さや地道にコツコツと作業を積み重ねていくことの大切さを感じ取ってくれていたら、うれしいです。
次回の中学生の職場体験学習は、9月に千曲市立埴生中学校の2年生の皆さんが行います。生徒たちが目を輝かせる姿が今から楽しみです。
※当館では、年間5〜10校程度の職場体験学習をお引き受けしています。詳細については、お問い合わせください。