歴史館の中庭"歴史の散歩みち"より2
これな〜んだ?!【その2】
ぶどうの房のように実がなっています。
秋には、”歴史の散歩みち”に、たくさんの実が落ちます。
これは、オニグルミの実です。
”歴史の散歩みち”には、この外にも様々な植物・屋外展示品があります。
お立ち寄りの際は、ぜひ、中庭も御覧下さい。
なお、クルミは縄文時代に食用とされ、大量に保管・加工していた跡が発見されています。
常設展示室、原始の環境復元展示スペースの壁に、「貯蔵穴(ちょぞうけつ)」断面を紹介しています。
「貯蔵穴」とは、食料などを貯めていた穴の総称です。
常設展示室の事例は、中野市栗林遺跡で発見された穴の断面で、下の部分にクルミの殻が確認できますが、調査により、中央部分にもクルミの断片が土に混じっていることがわかっています。今風に言えば、クルミの保存・加工工場の跡ではないか、と言われています。クルミを割るのに使われた磨石(すりいし)や石皿なども穴から発見されています。