ちょっとだけよ その4

 いよいよ、明日、秋季企画展がスタートします。今回は趣をガラッと変えて、江戸時代末に描かれた浮世絵版画から。渓斎英泉(けいさいえいせん)作「木曽街道塩尻嶺諏訪ノ湖水眺望」(天保年間 木曽路美術館蔵)という作品です。塩尻峠から諏訪湖を見下ろした構図です。遥か彼方には高島城・八ヶ岳・南アルプスさらには富士山の雄姿まで見えています。全面結氷した諏訪湖には「御神渡り(おみわたり)」のようすも描かれています。昔の旅人は冬季限定で、岡谷から諏訪まで、とっても早く行くことができたんですねぇ。落ちたら大変ですが…(福島)

歴史館ブログ

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