近世の農家
この家は、今から300年ほど前の江戸時代に建てられたかやぶき屋根の農家です。旧三水村、現在の飯綱町にあったものを移築しました。中に入ると窓がないので、うす暗くなっています。土間にはわらうち仕事用のじょうべ石と木づち、照明具であるひでばちが置かれています。また、家の中には馬屋があり、農作業や荷物の運搬等で重宝した馬を大切に飼育しました。ヘビとネズミもいます。土間の奥、ねこがしかれた土座にあがるといろりの五徳の上にはないじ鍋がのせられ、中には、かて飯が煮えています。農家の内外に当時の衣類・食器・家具・農具等が置かれていますので、当時の衣食住の生活を想像してみてください。