大井法華堂日記2022

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93 鯖二差法華堂ゟ遣ス、五町惣代之方引取伊勢 家ニ寄合ニ付、酒五升龍雲寺・西念寺寄合ニ而遣ス、酒 壱斗・差鯖五差法華堂ゟ見舞遣ス、尤使なり、 法華堂ハ岩村田高沢山所持ニ付、相談之上右振合也、 六月廿三日、岩村田・小田井両村用水出入一件ニ付、 場処御見分として御公役梅沢千八殿・芝田群 平殿小田井宿へ着ニ付、廿四日割元ゟ申来候ハ、此度 御見分之上如何様被仰付候共、願ケ間敷義申 間敷与申書付、岩村田寺社一統小前ニ至迄印 形いたし、願書差出候ニ付、四ケ寺も印形いたす、 八月、 御奉行処ゟ御沙汰与申事ニ而御領主様ゟ 御差出被成候、人々医師尚平・組頭平助・民次郎・ 228 五町惣代荒宿十左衛門・今宿平左衛門・条七・新町 政吉・中宿元右衛門・下宿郷助・善四郎、右之者へ 御領主様ゟ御徒士目附壱人足軽四人差添、八月 十三日出立、着之上 御奉行処へ御差出被成候処、 御吟味中尚平入牢、平助・民次郎手錠宿預、外 惣代之者宿預被仰付候由之処、又候割元晋平殿 御呼出ニ付致出府候、御吟味之上願立相分り候由、 乍去御吟味中手錠宿預被仰付候由、後閑又衛殿・ 田中小十郎殿ハ御領主江御預ケニ相成候由、其 後御吟味ニ而口書相済候上尚平出牢、晋平・ 平助・民次郎手錠宿預御免、惣代之者宿預 御免被仰付候由、十二月卅日一同帰村いたし候、尚 平儀ハ出牢ニ候得とも宿預ケ故、帰村不致候由、田中 小十郎殿・後閑又衛殿両人ハ御預ケ御免無之由、