大井法華堂日記2022

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80 申上御察当之上、当時御咎被仰付置候、是迄 御吟味之始末逸々申訳無御座、尚又此上奉受 御吟味候而者申訳無御座候間、 御役所様江御願 被成下置、此上御吟味御免被成下置候様、御慈悲 御願被成下置候様、偏ニ奉願上候、以上、 文政元寅年五月 岩村田町 当人 冨士松 親類 与八 組合 丈左衛門 同 助市 龍雲寺様 西念寺様 法華堂様 圓満寺様 194 前書之通、親類・組合を以拙寺共江度々相歎 候条難黙止候間、何卒格別之御慈悲を以、 此上御吟味御免御下ケ被成下置候様、偏ニ奉願上候、以上、」 寅八月 龍雲寺 西念寺 法華堂 圓満寺 岩村田 御役所 以書付御願申上候 一当春中、宿方之者共 酒井若狭守様へ 御駕籠訴仕候一条、追々御吟味詰罷成候処、 私共儀も右江加り候趣、段々申口有之候由、承知 仕恐入罷有候、然ル処、同人共儀近年老衰仕、 殊ニ此節別而耳遠ク前後忘却仕候仕合、其 上奉請御吟味候而者、如何様被 仰付候茂難 計歎ケ敷奉存候間、何卒格別之御慈悲 195 を以御吟味御免被成下置度、此段 御上様 江歎願被仰立被下置候様、幾重ニも奉願 上候、依之書付差上申候、以上、 文政元寅年九月 庄右衛門 親類組合代 武左衛門 同断 源右衛門 龍雲寺様 九郎左衛門様 半右衛門様 八太郎様