大井法華堂日記2022

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68 可被成旨申来ル、 六日、恐悦可申処、末女死去ニ付御届申遠慮仕、 五月十五日、 殿様御祈祷御札守差出ス、 八月十九日、 殿様御在邑御着被遊候、 十八日、叔父政蔵死去ニ付忌服之御届、使僧 ヲ以御役所仲ノ口へ届、廿一日之恐悦差控、 九月八日、御奉行衆ゟ書状到来、 以手紙得御意候、明日四ツ半時御出殿御着 邑之恐悦被仰上候様ニ存候、以上、 九月八日 後閑又衛 高橋八郎 後閑莎右衛門 160 法華堂法印 九日、四ツ半時 御殿江上ル、御使者之間へ通御茶 たは粉盆出ル、御用人倉持寛左衛門殿・井上 祐右衛門殿挨拶被出、御家老伊藤重蔵殿被 出挨拶、献上物先例之通御札守三升入挽 抜蕎麦白木台、 御目見被仰付祐右衛門殿 披露、法華堂御着邑恐悦申上、暫さゝハり もなくめ出度与 御意被下下ル、御家老・御用人 拽抜（挽）二袋ツヽ進物、御郡代・御代官宅へ廻ル、 十二日、御側目附ヲ以鯉二本献上、御満足被遊候由被仰下候、」 十月五日、龍雲寺へ御立寄ニ付御取持罷出候、西念寺 留守ニ付不罷出、圓満寺ハ看主故不罷出、先例之 通御目見御意被下置、御酒頂戴夜四ツ時還御、 六日、御家老・御用人其外御家中御礼ニ廻ル、 十一月廿七日、辰下刻、御役所ゟ御触到来、左之通 一御領内寺社修験之儀、御触并願等是迄 161 割元ヲ以取次致来候処、以来者御郡代ゟ直ニ御触 差出候間、願等之儀茂直ニ御郡代江差出可申事、 右之趣御改正ニ付被仰出候間、一統可被相心得候、 子十月 以廻状申達候、然者、先般別紙之通被 仰出候 間可被得其意候、一後閑莎右衛門儀御大目附ゟ 御郡代兼帯被仰付、高橋渡人・高橋八郎御 郡目附被 仰付候、右之趣可被得其意候、以上、 後閑又衛 印 後閑莎右衛門 法華堂 法教院 長戸呂 長法院 大和田 宝蔵院 大和田 持徳院 認方略之 十二月十五日、 殿様御祈祷御札守差出ス、 文化十四年丑正月四日、 先例之通年始相務、 十二日、朝廻状到来、左之通、卯下刻 以廻状致啓達候、然者、伊藤重蔵儀去秋中