大井法華堂日記2022

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62 右之分妻子向者頼寺御座候、 一頼寺何宗何村何寺 同行何国何郡何村何院 〆何十何ケ院 右之通相違無御座候、以上、 年月 年行事 住心院様 何院 印 御役所 143 本山修験宗自身引導之義、諸国区々 ニ相成有之候ニ付、其院之妻子等迄院内 不残一派之引導ニ而相済来候分誰々、或は 妻子之分者頼寺有之分誰々と申事、前書 雛形之通り半紙帳面書付奥印之上、当 秋迄ニ弐冊ツヽ無相違可被差出候、尤此義従 森御殿内々取調子候様御沙汰ニ付、他宗他向 江不洩様御心得早々可被差登候事、 申二月 住心院殿 役所 印 次第不同 川中嶋 和合院御坊 下諏訪 成就院御坊 上諏訪 常法寺御坊 大町 高麗院御坊 田沢 若宮坊御坊 小諸 仙命院御坊 144 梨沢 泉珠院御坊 岩村田 法華堂御坊 八月十二日、 殿様御入部御着快晴、 同十四日、御目見被 仰付、献上物先例之通、 三升入拽抜（挽）蕎麦御札守御用人披露、初而 之御意有、御家老・御用人挽抜弐袋ツヽ進物、 同十八日、祇園祭礼快晴、 同廿日、宗判改奥印罷出ル、 同廿八日、割元ゟ申来候ハ、圓満寺ゟ差出候願書、 病身ニ付願下ケ仕度願出候ニ付、願之通願書 御下ケ被成候、右ニ付法華堂へも願書御下ケ被成候様 被 仰出候与申事ニ付願書下ル、先相済、 九月二日、 誠諦院様少々御不例ニ付御祈 祷被 仰付候ニ付、御役所へ罷出候様被仰聞候 ニ付罷出候処、御奉行高橋八郎殿・御代官 後閑又衛殿列席ニ而被申聞候ハ、去年中御 145 差留被置候御幕、今日ゟ已来御勝手次第 御用可被成旨被仰聞候ニ付、難有仕合御請 申上、御家老・御用人・御奉行・御代官へ御礼廻ル、 同三日、御役所ゟ被 仰出候書付割元ゟ到来、