大井法華堂日記2022

62/96

61 140 十五日、 殿様御祈祷御郡代望月多作殿・ 御代官後閑又衛殿出役并町役人衆来ル、 二月十五日、社日御祈祷相務、 四月廿五日、 殿様御叔父様米倉丹後守様 御死去ニ付、仲ノ口御帳面迄龍雲寺・西念寺・法 華堂・圓満寺・神主御悔申上ル、 五月六日、朝例年之通 御札献上ニ付、内藤 兵部殿被立寄、能折ニ付 宮様 一品 勅宣候、御祝儀金百疋兵部殿相頼上納、梨 沢村泉珠院も上納、 五月十五日、 殿様御札守差出ス、 六月十四日、土用見舞罷出ル、 同廿二日、雨乞御祈祷被 仰付、御奉行後 閑莎右衛門殿出役、并割元名代組頭八之助来、 同廿五日、泉珠院ゟ廻状到来、左之通 一昨年十月被 仰出候大峯釈迦嶽御堂 141 深山灌頂堂御修覆ニ付、諸同行出銭之義、 其節委細触書ヲ以申達候ニ付、追々相納候 分茂有之候処、其表ゟ者今以不被相納甚等 閑之事ニ候、依之再応申達候様被仰出候間 報恩ヲ存、一昨年相触候通、年限割合ヲ以 被相納候共、又ハ少分之義ニ付一度ニ相納候共、 何れ無遅滞早々取集上納可有之候、畢竟 聊之義実義ヲ以奉納致候ハゝ、何様延引可 致筋ニハ無之事ニ候間、急便ヲ以早々上納可有之候、以上、 申正月 小嶋治部 印 内藤兵部法橋 印 次第不同 川中嶋 和合院御房 上諏訪 成就院御房 下諏訪 常法寺御房 大町 高麗院御房 田沢 若宮坊御房 142 小諸 仙命院御房 梨沢 泉珠院御房 岩村田 法華堂御房 右触書早々順達、留ゟ可被差返候事、 八月九日、京都御触書泉珠院ゟ到来、 一葬所何所 何国何郡何村年行事何院 一同断 同行何国何郡何村何院 右之分妻子至迄院内不残自身引導ニ御座候、 一葬所何所頼寺何宗何村何寺 同行何国何郡何村何院 〆何十何ケ院