大井法華堂日記2022

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59 へ罷出ル、御用人川崎平兵衛殿・御郡代後閑 莎右衛門殿・望月多作殿ゟ被仰渡書左之通 法華堂 一思召有之、上金并古証文御下渡被成候、依之 東照宮様御額字、并先達而被下候高 135 百俵被召上候間、 御印紙添状早々役処 江可相納候、勿論上金御預証文被成御差 戻候、是迄万端神妙ニ致居候ニ付挑灯者 其侭被下候、幕者相用候儀決而不相成候、若 心得違ニ而相用候節ハ御取上被成候、 八月 右之通書付御渡被成候ニ付、則 御印紙御 額字御額并御添書合四通相納書付出ス、 先刻被仰渡候書付之趣承知奉畏候、以上、 文化八年 法華堂 印 八月十六日 差上候古証文拾三通御返し被成候ニ付受取出ス、 右古証文拾三通慥ニ請取申候、以上、 同断 法華堂 印 吉太夫 印 右之書付差出ス、 九月十五日、 殿様御札守差出ス、 136 一圓満寺ゟ御礼席之義ニ付願書差出候由、割 元佐五右衛門為知呉候ニ付忝存候、然処、先例 有之候義ヲ圓満寺願ニ付礼席相違有之候節は 歎ケ敷存候得共、おして願書差出候ハゝ見越ニも可相成」 哉、貴様ゟ御心附被下候趣ヲ以願候ても苦敷有之 間敷哉与申候処決而苦しからす候、相違無之事 ニ候間、願書被差出候事ハ思召次第与被申聞候ニ付願書出ス、」 以書付奉願上候 御領分岩村田町法華堂源海奉申上候、同 町圓満寺儀、拙僧与座格転席仕度旨申立、 願書差上候由承知之仕恐入候次第奉存候、右 席順之儀者新規之格例ニ無之、先々ゟ拙僧 方ニ而先席仕来候、圓満寺儀者、中頃断絶之 様子ニ而安永年中初而同郡塩野村真楽寺 末寺相加候次第ニ付、前文之通拙僧先席 仕来候、然処寛政八年拙僧継目之節、 137 如何之義ニ候哉 御地頭所ゟ已来継目 順与申ニ被 仰付候ニ付、奉重 御上奉畏 罷有候、其節圓満寺ハ拙僧ゟ継目先ニ付 拙僧圓満寺之次席ニ相成、其後当圓満寺 文化元年住職之節ゟ拙僧先席ニ相成 罷有候処、 御上様御仁恵ヲ背、右体之