刊行物のご案内

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企画展図録

田中芳男−「虫捕御用」の明治維新(完売しました)

- 平成29年度 冬季展 -
田中芳男−「虫捕御用」の明治維新(完売しました)

 慶応2年(1866)、幕末の騒然とした世相のなか、虫捕り網を手に江戸近郊の山野を駆けめぐる若者がいました。信州飯田町(現飯田市)生まれの田中芳男です。江戸幕府に出仕し、パリ万国博覧会に出品する日本初の昆虫標本作りに挑んでいました。この任務を「虫捕御用(むしとりごよう)」と呼びます。
 明治維新は、一握りの英雄たちの物語として語られがちです。昆虫や草花、鉱石の採集に打ち込む田中芳男の生き方は、とても地味です。しかし、「虫捕御用」とパリ万博の見聞を原体験に、農産物の改良・普及、各種の産業の育成、教育活動に精力的に取り組み、その成果を博物館という形で結実させた田中芳男の功績は、近代日本を語る上で欠かせません。日本で初めて和リンゴに西洋リンゴを接ぎ木し、育て広めたのも田中芳男でした。「武」ではなく「知」によって、よりよい社会を作り上げようとした信州人でした。そして、彼の多彩で好奇心あふれる知の営みの核には、東西南北の文物が出会う飯田の文化的風土があります。
 また、彼には人間と動植物を隔てず、生命全体を大きく見つめ、育て、共存しようとする思想が存在しました。この考えは、「環境の世紀」と呼ばれる21世紀を生きる私たちにたくさんのヒントを与えてくれます。多様な生命を見つめ育てる「種子(たね)をまく人」、パイオニア(先駆者)としての田中芳男の姿を紹介します。
価格:1,000円(送料は当館管理部026-274-2000にお問い合わせください)/頁数:63頁/サイズ:A4判


 
進化する縄文土器〜流れるもようと区画もよう〜(完売しました)

- 平成29年度 秋季企画展 -
進化する縄文土器〜流れるもようと区画もよう〜(完売しました)

 約5,400年前の縄文時代中期中葉の初め、土器に土偶やヘビなどの造形をのせる「デコボコかざり」が始まりました。この時期を取り上げた「縄文土器展」(平成26年度)に続き、本展では装飾がさらに進化をとげる約5,300〜5,100年前にスポットをあてます。
 この時期の土器装飾は、地域ごとの独自性を高め、華やかさを増していきました。特に、長野県中央部の八ケ岳連峰を挟み、流れるもようを軸にする東北信〜北陸、区画もようを基本とする中南信〜西関東で、驚くほど違う装飾が流行します。地域ごとに異なる感性と技を駆使して作られた土器を比べ、その特徴を感じてみてください。
 縄文人たちは違いを強調する一方、土器は盛んに運ばれ、持ち込まれた土器を真似することもありました。交流を通じて、異なる文化を柔軟に採り入れ、豊かな社会を築いていった縄文人の生き方に触れていただければ幸いです。
価格:1,000円(送料は当館管理部026-274-2000にお問い合わせください)/頁数:135頁/サイズ:B5判


 
長野県誕生!−公文書・古文書から読みとく−(完売しました)

- 平成29年度 夏季企画展  -
長野県誕生!−公文書・古文書から読みとく−(完売しました)

 今年は、1867(慶応3)年11月9日に大政奉還が行われて150周年。12月9日(1868年1月3日)の「王政復古の大号令」に始まる新政府確立への道は、「明治維新」と呼ばれ、近代日本の出発点とされます。
 江戸時代の信濃国は、10を超える藩や細分化された天領によって構成されていましたが、版籍奉還、廃藩置県を経て、最終的に長野県が管轄することになりました。しかし、その後、分県移庁論が再三唱えられることになりますが、そのたびにもともとここは「信濃国」であり「信州」なのだという意識が表面化しました。長野県がどのように成立し、人びとはそれをどのように受けとめたのかを、公文書・古文書から読みときます。ぜひご覧ください。
価格:1,000円(送料は当館管理部026-274-2000にお問い合わせください)/頁数:98頁/サイズ:A4判


 
信濃国の城と城下町−発掘調査が謎を解く−

- 平成28年度 冬季展  -
信濃国の城と城下町−発掘調査が謎を解く−

 信濃国の城や城下町は、その多くが街づくりのシンボルとされ、観光や地域おこしなどさまざまな場面で活かされています。近年、市町村教育委員会などによる城跡や城下町遺跡の発掘事例が相次ぎ、そこからは、文献には記されていない城や城下町の姿が徐々に明らかになってきました。個性あふれる出土品からみえてきた信濃国の城や城下町の新しい姿を、ぜひご覧ください。
価格:1,000円(送料は当館管理部026-274-2000にお問い合わせください)/頁数:77頁/サイズ:A4判


 
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