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歴史館オリジナル「アルクマ」ピンバッチ発売中!

イベント

県民のみなさまに当館をより身近に感じていただくため、長野県PRキャラクター「アルクマ」のオリジナルピンバッチを制作いたしました。去る3月20日(月・祝)には、親子映画会に合わせ、「アルクマ」が来館し、発売記念イベントを開催しました。イベントでは、オリジナル「アルクマ」パネルの除幕、笹本館長によるあいさつ、「アルクマ」との記念撮影などを行い、お子様をはじめ、多くの方々の前でお披露目をすることができました。

歴史館オリジナル「アルクマ」ピンバッチは、おなじみの長野県PRキャラクター「アルクマ」と、当館が所蔵する長野市松代の松原遺跡出土の「トロフィー形土器」をデザインしたもので、当館のミュージアムショップでのみ販売されています。価格は500円です。来館の記念にぜひお買い求めください。

また、ピンバッチと同じデザインの来館記念のパネルも制作いたしました。「長野県立歴史館」の文字と日付が入っており、来館記念の写真撮影にぴったりです。当館エントランスに設置してあります。ご自由に写真撮影ができますので、こちらもご利用ください。

歴史館オリジナル「アルクマ」ピンバッチ発売中!
アルクマがやってきた!
歴史館オリジナル「アルクマ」ピンバッチ発売中!
県立歴史館オリジナル「アルクマ」ピンバッチ
[ 2017-03-22 ]

元祖!進化するヘビの精霊 〜縄文土器展への招待状 その2〜

お知らせ

 館長のフェイスブックに紹介された蛇体装飾付土器(小諸市郷土(ごうど)遺跡)を、3月から常設展示室に展示しました(写真上)。「これがヘビ?」「トカゲだろう?」「いや、縄文人は恐竜を知っていたんだよ」等々の声が聞こえてきそうです。みなさん、いろいろと想像をふくらませてみてください。あるいは、縄文人は精霊(カミ)を表現しているのだから「現実にいるモノではない」のかもしれません。
 それでも、私たちが蛇体と呼ぶのには、より古い土器にヘビっぽい前例があるからです。 考古学では、あるモノが時代とともに変化することを「系統」としてとらえます。このヘビの系統は、尖石遺跡出土品(図)などから変化したと考えられます。図右の古手のヘビはとてもリアルです(実物は茅野市尖石縄文考古館で見てね)。ところが、次の段階の図左では、ヘビらしかぬ動き(鋭角に、しかも上下方向に蛇行する)に変わります。さらに郷土遺跡の例では、さまざまな飾りがトッピングされ、ヘビには見えなくなります。器の形も大きなヘビの精霊を乗せやすくし、目立たせるために変形します(青→)。
 こうした縄文人の発想は、今どきの子どもたちが夢中なアニメ・ゲームの妖怪やモンスターの「進化形」と似ています。変形し、大きくなり、飾られ、合体しながらバージョンアップするのです。郷土遺跡の例は最もレベルアップした形で、「とぐろヘビ」の進化形「ごうどドラゴン」といった感じでしょうか。縄文人も形や大きさを進化させることで、精霊のパワーがアップすると考えたのでしょう。
 ところで、いにしえの精霊は今どきの妖怪につながるとの説があります。さまざまなモノに宿り、説明のつかないできごとは彼らのしわざだ、という考え方です。精霊はヒトには見えない、見てはいけないモノですが、“お願いごと”をするには形が必要です。そこで縄文人は、ヒトやヘビなど「自分たちの知っているモノ」に似せて表現したのかも知れません。この辺の発想も今どきの子ども(作者は大人ですが)と共通していそうです。 
 現在、常設展示室には、別系統の蛇体(札沢遺跡)や、人体(東畑遺跡)のついた土器も展示しています。ぜひ、ご覧になってください。また、秋の縄文土器をとりあげる企画展ではさらにバージョンアップさせますので、ご期待ください。

元祖!進化するヘビの精霊 〜縄文土器展への招待状 その2〜
常設展示室の郷土遺跡出土土器
元祖!進化するヘビの精霊 〜縄文土器展への招待状 その2〜
茅野市尖石遺跡出土土器(茅野市教委2007に加筆)
[ 2017-03-17 ]

雛人形展示しました。

お知らせ

 常設展示室近世の展示コーナーに江戸期から明治期にかけての雛人形を展示しました。
江戸時代中期以降、江戸日本橋十軒店で雛の販売が本格的になる中で、中山道、北国街道、甲州道中などを通じて、小諸、上田、松代、松本などの城下町の雛店に雛人形がもたらされました。上田城下では大坂屋、松本城下では生安寺小路(現在の通称は高砂町)の雛店が有名です。
2月の下旬には店頭に並べられ、城下町の豪商はもとより、各地の村役人層を中心に購入され、また松本押絵、土雛、達磨も手頃な贈答品として購入されました。
当館に所蔵されている享保雛や古今雛から、江戸時代の節句の一断面をご覧いただきたいと思います。

一般の庶民が紙製の雛や、土製の雛で上巳の節句(雛祭りのこと)を祝う中で、豪農や豪商クラスの人々は享保雛や古今雛など衣裳雛を贈答品として使っていました。
享保雛は江戸時代に流行した衣裳雛です。江戸時代中期以前から発達したとされるもので、面長な顔立ちや女雛の袴がふくらんでいる所などに特徴があります。「享保」という名称は当時使われていた名称ではなく、明治以降に名づけられたものです。
古今雛は江戸時代の中ごろ、安永(1772〜81年)頃に江戸の町で製作・販売が始まった人形で、現在の内裏雛はこの系譜をひきます。「古今雛」の名称も当時から使われていました。今回は、諏訪郡富士見町の旧家から寄贈いただいた二対の享保雛、千曲市の旧家から寄贈いただいた二対の古今雛を中心に展示します。
展示期間は3月7日(火)から3月26日(日)までです。 

雛人形展示しました。
古今雛(当館蔵)
[ 2017-03-08 ]

おおきなおなべとちいさなおなべ -縄文土器展への招待状 その1- 

お知らせ

 秋の縄文土器展に向け準備をはじめています。実はここだけの話ですが、3月後半から始まる常設展示室の縄文コーナーは、秋の本番に向けての前振りです。常設展を見ながら、秋の企画の意図・思惑を感じていただけばと思っております。
 と言うことで、最初にご紹介する土器(写真)は、塩尻市剣ノ宮(つるのみや)遺跡の同じ竪穴住居跡から出た大・小2点です。塩尻市平出博物館からお借りしてきました。
この二つを見ると、二宮由紀子作・石黒ヒロユキ絵『おおきなおなべとちいさなおなべ』を思い出し、ほのぼのとした笑いがこみ上げてきそうです。相手よりも自分が優れている点を自慢しあいながらも、各々の利点を生かし、協力して料理を作り、最後は同じ棚に仲良く収納されるといった筋だったと記憶しています。未就学児向けの絵本ですが、自家製土器を自慢して他地域のモノを貶(けな)しつつ、それでも相手の良さも気になってしまい、折り合いをつけていく・・・。縄文人にも、われわれにも通じる話です。
 ところで、故佐原真先生がおっしゃっていたように、暖かい国の鍋は浅く、寒さの厳しい北国の鍋は深くなる傾向があります。約5千年前の縄文時代中期ですと、常緑の照葉樹林帯にあたる西日本や東海では浅くて薄い鍋、落葉広葉樹林帯から北の中央高地〜北海道では深くて分厚い鍋が多くなります。「寒い冬は、いろりの灰の中に深い鍋を差し込んで、コトコト煮込むのが一番!」なんて思っていた剣ノ宮遺跡の縄文人、西から運ばれてきた“ちいさなおなべ”を見て、何と思ったのでしょうか?鍋と思わなかったのか、この土器の内外面には赤彩が施されていました。
 さて、あまりネタばらしをしてはいけないので、常設展示室で“凸凹コンビ”のホンモノを見つけていただき、「なぜ運ばれてきたのか」「どうしてこんなに違うのか」「似ているところは」等々、いろいろと想像を巡らせてみてください。

おおきなおなべとちいさなおなべ -縄文土器展への招待状 その1- 
地元の深い鍋と、西日本から来た浅い鍋 剣ノ宮遺跡 第27号住居跡出土土器(塩尻市平出博物館蔵)
[ 2017-02-28 ]

軽食・喫茶「科野の里」でほっと一息

お知らせ

 当館エントランスに入って左奥にある軽食・喫茶「科野の里」をご存知でしょうか。当館の見学や講座・講演会の後に立ち寄り、感想を話されていくお客様もいらっしゃるようです。

 開館当時からこの「科野の里」を切り盛りしているのが村山さんです。当館のことはもちろん、地域のことにもくわしく、頼りになります。明るく気さくな方なので、村山さんの人柄に惹かれて立ち寄る常連さんもいらっしゃいます。メニューはドリンク類と軽食があります。軽食はほぼワンコインなので、気軽に利用できます。

 通常のメニューではありませんが、学校の団体見学限定(10名様以上)で「古代風おにぎり弁当」が用意されています。古代紫米を使ったおにぎりなど当館の見学時にぴったりの内容で、大変人気があります。こちらは要予約となっていますので、ご注意ください。

 まだまだ寒い日が続きますが、当館ご来館の折には、軽食・喫茶「科野の里」の温かい飲み物や食事でほっと一息されてはいかがでしょうか。

村山さんから一言
「店内に一歩足を踏み入れたお客様はすぐに仲良しになれる憩いの空間で、みなさん楽しく語らっておられます。貴方もお仲間になりませんか?お待ちしております。」

軽食・喫茶「科野の里」でほっと一息
軽食・喫茶「科野の里」
軽食・喫茶「科野の里」でほっと一息
山菜そば 500円
[ 2017-02-20 ]

王滝村崩越(くずしご)遺跡の土器がふるさとに帰ります

お知らせ

 常設展示室の縄文コーナーを飾っていた木曽郡王滝村崩越遺跡出土の土器群が、2月末で展示を終了し、3月にはふるさとの王滝村へ帰ります。
 当初は、昨秋の『木曽の宝』展に合わせて借用・展示する予定でしたが、「木曽の宝が北信にやって来るせっかくの機会」ということで、1年間にわたって公開させていただきました。王滝村のみなさん、ありがとうございました。
 この資料は、「木曽は文化の十字路」ということが、約5千年前の縄文時代中期においても実感できる例です。1軒の竪穴住居跡から、松本・諏訪・伊那、さらには岐阜や静岡、北陸にルーツを持つ土器が出土したからです。木曽縄文人にとっても、現代人にとっても、各地の土器を一目で見比べることができる「お得感のあるセット」です。
 展示期間は残りわずかとなりました。開催中の『信濃国の城と城下町』展と合わせ、ぜひご覧ください。お待ちしております。

王滝村崩越(くずしご)遺跡の土器がふるさとに帰ります
常設展示室での展示風景
[ 2017-02-14 ]

県内ケーブルテレビ局との連携を進めます

お知らせ

 日本ケーブルテレビ連盟信越支部長野県協議会と当館は、「番組制作及び放送等による地域連携事業の実施に関する協定書」に調印いたしました。これにより、歴史館の講座やイベントの映像が協議会に加盟している県下33のケーブルテレビ局(エリア内視聴可能エリア405,000世帯)で放映され、より多くのみなさまに歴史館や信濃の歴史を身近に感じていただけるようになります。また、制作された映像を当館でも活用できるよう準備を進めて参ります。なお、このような取り組みは全国的にも例がないものです。

 1月27日に行われた調印式では、日本ケーブルテレビ連盟信越支部長野県協議会の 原 勉 会長と当館 笹本正治 館長が協定書に署名捺印し、協定が締結されました。また、会場には、マスコミ各社が取材に訪れ、関心の高さが伺えました。今後も県民のみなさまが身近に感じ、利用しやすい歴史館をめざし努力を重ねていきます。 

県内ケーブルテレビ局との連携を進めます
調印式の様子(1/27県立歴史館にて)
[ 2017-02-02 ]

防災訓練を実施しました。−文化財防火デー−

お知らせ

 1月26日、当館にて「文化財防火デー」に伴う防災訓練を実施いたしました。文化財防火デーは、昭和24年1月26日に法隆寺(奈良県)の金堂が炎上し、貴重な文化財が失われたことをきっかけに、昭和30年に制定されました。毎年全国各地の文化財所在地で防火訓練が実施されてきています。
 今回の訓練は、当館職員だけでなく、千曲市教育委員会歴史文化財センター、千曲坂城消防本部、千曲市消防団のみなさんも参加しておこなわれた大規模なものでした。当館での訓練では火災発生を想定し、来館者の方々の避難誘導、けがをした方の救護、初期消火訓練を実施いたしました。当館では来館されている方々の安全を確保することを第一に考え、日頃から避難経路や避難方法の確認しております。また、大切な文化財を預かる施設ですので、万が一にも火災が発生しないよう入念な安全点検を実施しております。
 訓練では、ポンプ車やはしご車による放水訓練も行われました。迫力があり、思わず見入ってしまいましたが、このような光景を、実際の災害で見ることがないよう日々防災を心がけていきたいものです。

防災訓練を実施しました。−文化財防火デー−
はしご車による放水訓練
防災訓練を実施しました。−文化財防火デー−
負傷者の搬送訓練
[ 2017-01-26 ]

回想法の講習会が行われました−博物館の新しい活用法−

講座・セミナー

 「回想法」という言葉を聞いたことがありますか。過去のことを回想することで、認知症等の予防につなげようとする健康法です。
 1月13日に当館を会場に、長野県長寿社会開発センター長野支部主催で回想法の講習会が開かれました。講師の日本福祉大学 来島修志先生の楽しい講義、グループでのワークショップ、回想法での活用を見据えた当館の常設展示の見学などを行いました。50名ほどの参加者が熱心に講習に取り組んでいました。
 当館には、昔懐かしい展示が多数あります。江戸時代の農家の復元家屋、大正時代の学校の教室、昭和に使われた洗濯機やミシンなどの家電製品です。展示を見学しながら昔話に花を咲かせているお年寄りの姿もよく見かけます。回想法の講習会に参加させていただき、文化財に触れ、歴史を学ぶだけでなく、このような新しい博物館の活用法があるのだなと感心させられました。
 寒い時期ではありますが、気の合う仲間とぜひ当館に足をお運びただき、昔話に花を咲かせてみてはいかがでしょうか。

回想法の講習会が行われました−博物館の新しい活用法−
当館常設展示室 懐かしい家電製品
回想法の講習会が行われました−博物館の新しい活用法−
「地域回想法を学ぶ」講習会の様子
[ 2017-01-19 ]

やさしい信濃の歴史講座

お知らせ

長野県立歴史館では、長野県の歴史をわかりやすく紹介する「やさしい信濃の歴史講座」を毎年開講しております。今年度の共通テーマは「山と信州のあゆみ」です。

12月24日(土)に行われた第2回「山への憧(あこが)れ」では、「菅江真澄・ウェストン・シュタイニッツアーが見た信州−紀行文から信州の生活誌を探る−」と「SHIGA・KOGENの誕生−山稼ぎの地から国際的リゾート地へ−」の2つの講座が開講され、120名の参加者が熱心に聴講されていました。

今年度の「やさしい信濃の歴史講座」は全7回の予定です。今後の日程と講座内容は次のようになっております。ぜひお出かけください。なお、聴講には観覧料が必要になります。今年度のやさしい信濃の歴史講座開催日に限り有効の「やさしい信濃の歴史講座期日限定券」(700円)も販売しておりますので、ぜひご利用ください。

■第3回 1月7日(土)テーマ:山に棲(す)む
 「黒曜石鉱山からクリ林の里山まで−高低差800mを使い分ける縄文人−」 寺内隆夫(当館職員)
 「北アルプス山中の近世集落−常念岳山腹烏川谷を例に−」百瀬新治 氏(安曇野市豊科郷土博物館 館長)
■第4回 1月21日(土)テーマ:学校と山
 「学校登山のはじまり−長野県師範学校・長野高等女学校−」 市川 厚(当館職員)
 「学校林が果たした役割の変遷−更級・埴科地方を中心に−」 溝口俊一(当館職員)
■第5回 2月4日(土)テーマ:山と美術
 「描かれた「日本アルプス」−江戸から明治へ−」 林 誠(当館職員)
 「山をめぐる信仰とその造形について」 織田顕行 氏(飯田市美術博物館 学芸員)
■第6回 2月18日(土)テーマ:山と神仏
 「活火山・浅間山と信仰」 山田直志(当館職員)
 「九頭竜神のいわれと戸隠信仰の始まり」 渡邉 玄(当館職員)
■第7回 3月11日(土)テーマ:密教寺院と山
 「続・東の牛伏寺・西の若沢寺−山寺の信仰史−」 原 明芳(当館職員)

やさしい信濃の歴史講座
[ 2017-01-04 ]
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