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諏訪郡本宮政所文書(諏訪社領文書)

資料No(記号) 諏訪〔3〕/3-5
説明(解題)本文書の出所は明らかでないが、現在の諏訪市及び諏訪郡下を中心とした地域から出た文書と思われる。諏訪上社大祝政所と地方各機関との往復書簡が中心で、関係地域は、信州から甲州、一部は江戸にも及んでいる。
本文書の点数は213点で、この内年代がわかるものは、文政2年(1819)から明治35年(1902)までの23点で、残り190点は年代不明である。近世後期から明治期の文書群である。
本文書群は寄付依頼の添翰及び添書が多いが、これらの大半は年代が記されていない。寄付の内容は、御柱祭、祈祷所再建、大祝即位、両宝殿再建、諸宮殿再建、駒形及び神馬修復、諸宮修復等で、御柱祭に関わるものと上社の諸宮殿等の再建に関わるものが中心である。諏訪市誌によれば、諏訪上社の再建がはじまったのは文政期頃からで、城下町の商人亀屋長兵衛らが講元となってはじめたとされる。文政8年(1825)から行われた神楽殿の再建に関係すると思われる寄付依頼の添状もみられる。天保3年(1832)からは幣拝殿他の再建が行われている。この他、本文書の内、弘化3年(1846)の史料には、祈祷所再建と大祝即位のために寄付を依頼する内容が記されている。また、年代不明の文書には、諏訪宮政所土橋東馬の名前が記されているものが多くみられる。この人物は、諏訪市誌の末巻に収録されている「嘉永七年十一月諏訪上社大祝地震書留」に名前が登場する。これらのことから、本文書の年代不明の多くは、近世後期に作成されたものと考えられる。寄付依頼の添翰は、本宮政所より信濃国内各地の御役所御役人充てに記されている。この添翰を受けて、郡中代が各村に同様の内容で添書を回している。さらに、数は少ないが、返書も残る。また、甲斐国の村町役人に充てた寄付依頼の添翰も存在する。諏訪上社の寄付依頼の地域的な繋がりや寄付金収集の様子の一端がうかがえる史料である。この他、擬祝伊藤主膳から各地に充てた初穂料執斗依頼文書が数点存在する。

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