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筑摩郡田立村文書

資料No(記号) 安筑〔5〕/5-44
説明(解題) 本目録に収録した標記文書は、2010(平成22)年に上條信彦氏より寄託を受けた収集史資料群のうちの一部である。いずれも竪帳で8冊のみ伝来している。
 このうち特徴的なのは和宮下向にあたる中山道通行時の田立村諸役負担に関わるものが6冊である。薪伐採、松明伐採の人夫への手当願のほか人足書上などがある。
 田立村は木曽川右岸の段丘上に開けた平地に耕地や集落が点在しており、現在は木曽郡南木曽町にあたる。中津川市に接する県境の村である。享保年間頃の田立村は米81石余り、榑木八千梃の年貢負担であり山林を生業の中心とする村であった。
 本史料群には、田立番所設置にかかわる入用帳が含まれている。国境番所建設の概要がわかる史料である。この番所は木曽川を利用して木材を運搬するにあたって、盗木を防ぐためのものでもあったため「川並番所」といい、岩郷村川合渡(木曽福島地内)より、美濃国加茂郡錦津村の錦織の綱場までの信美間に約10ヶ所もうけられている(5-44-7)。
 また山間地の狩場であったことから、百姓鉄炮所持免となっている。この関係史料も興味深い(5-44-8)。

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