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高島藩士小松家文書

資料No(記号) 諏訪〔3〕/3-16
説明(解題) 本目録に収録した高島藩士小松家文書は、長野県立歴史館が平成28年(2016年)に県外古書店より購入したものである。 
 本文書群の特徴は、そのほとんどが出納関係帳簿である点にある。第一の特徴として、幕末期の高島藩士小松信義の金銀出納帳、勤番払帳など竪帳がまとまって残されていることが指摘できる。とくに慶応2年(1866年)の藩御蔵方としての覚は、幕末の蔵方役人としての出納公務の実態を示す貴重な史料である。
 第二に長男信行の婚礼、孫鎌太郎(のちの恒)の出生、節句、元服などライフサイクルに関わる出納史料がまとまっていることが特徴として挙げられる。
 第三は明治期の史料として信行の家産に関わる出納史料が多く残されることも特徴である。信行の長男の恒は、東京始審裁判所(現在の地方裁判所)判事補となり、のちに大分地方裁判所所長となった法曹家である。史料群には恒の肖像写真(紙焼)が含まれている(3−16−43)。
 以上、幕末から明治初期の士族層の生活の実態が明らかにできる点、また家計簿や勘定尽など、士族の算用という技能の側面を如実に映し出している点で興味深い史料群といえる。
 なお当館所蔵「諏訪藩士小松家文書」(3−13)は近世の地方文書を多く伝えまた小松恒宛の文書も多く伝えていることから、小松信義関係文書の一群をなすと考えられる。

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