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埴科郡生萱村高野家文書

資料No(記号) 更埴〔7〕/7-36
説明(解題) 本文書群は生萱村名主高野新九郎家の史料164点である。
埴科郡生萱村は現在の千曲市の東端に位置し、雨宮村、倉科村、土口村と接し、その三方を山に囲まれていた。慶長9年(1604)が近世村としての村名の初見である。村高は近世を通じて432石ほどであった。家数100軒、450人ほどであった。しばしば千曲川の洪水に見舞われ川除普請に毎年多くの人夫を出している。村内は四組に分かれており、名主新九郎家は石原組の名主を務めていた。寛政8年の観音寺関係史料1点を除けば、すべて文政期から明治元年までの文書が中心である。無年号の年貢支払い関係「覚」がほとんどだが、このなかには名寄帳7冊、堰守関係文書10数点が含まれている。名寄帳から近世後期の生萱村の土地所有関係が明らかになる。また、堰守関係資料は、用水に恵まれなかったこの村を象徴する史料として重要であろう。明治元年には雨宮村からの材木購入関係文書が複数含まれている。
なお当該史料は、所蔵者であった千曲市高野節子氏が、平成25年家の建て替えにともない、地元の古文書愛好家高野弘太郎氏に譲ったもので平成27年度に高野弘太郎氏より当館へ寄贈された。
 当館は生萱村で寛政期以降名主を務めた島田家の文書(「生萱村島田家文書」)及び「埴科郡生萱村観音寺文書」を所蔵しており、当該文書群と含めて近世後期の生萱村の様子を複合的に明らかにすることができるといえよう。

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